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月極オトコトモダチのlpのレビュー・感想・評価

月極オトコトモダチ(2018年製作の映画)
3.5
東京国際映画祭にて鑑賞。

日本映画スプラッシュ7本目は、MOOSICLAB2018より『月極オトコトモダチ』。今年のMOOSICLABは既にカリコレで鑑賞した傑作青春映画の『いつか輝いていた彼女は』や、日本映画スプラッシュで受賞経験のある渡辺紘文監督の最新作『普通は走り出す』などが上映されるけれど、その中で今作は全くのノーマーク。そんなノーマークだった今作が日本映画スプラッシュに選出ということで、どんな映画か気になったので鑑賞。

「レンタル友達」を仕事とする男性と出会った、作家志望の女性の物語。「レンタル友達」を通じて、「男女の友情は成立するか?」を問い掛けてくる今作。基本設定の面白さだけで、もうグイグイ映画に惹き込まれてしまう。

ただ、ワンアイデアだけで78分の尺を維持することは出来ないため、今作は歌手志望の女性を登場させ、音楽を介して主人公と「レンタル友達」の関係にメスを入れる。さすがにムーラボ案件だけあって、音楽とストーリーの融和性も高く、この展開も上々だ。

小粒ながらも楽しい1本でした。MOOSICLABでの公開は決まっているので、気になる方はぜひ。
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