まこと

月極オトコトモダチのまことのレビュー・感想・評価

月極オトコトモダチ(2018年製作の映画)
3.6
「ことばって、つかうものなのに、つかうのはむずかしい」
男女の友情有り得る説をずっと唱えている私としては命題とも言うべき映画。
最近はレンタルトモダチだけでなく、レンタル彼女、レンタル親、果てはレンタル"何もしない人"なんてものも流行っているのだから現代社会の人間関係の構築には驚く。
でもまぁ分からんでもない。
私だって映画好きの友人欲しいし。


「男と女に友情ってあると思う?」
「俺はあると思うよ。スイッチがあるし」

「結局のところ、どっちかが恋愛感情を持ったらダメなんだよなぁ」


劇中、そんな感じのセリフがある。
わかる、分かるよ。



監督は現役OLしながらこの作品を撮ったとのこと。
そして実体験と取材を重ねて練ったらしい。
監督も男女間系で色々苦労したんやねぇ………
そりゃ取材舞台にもなった銀座コリドーの300(よくここ使ったね。凄い!)にいる人なんかは皆あんな人ばかりで、男性は抱くことしか考えてないし、女性も顔よりステータス!金!みたいな考えの人ばかりだからね。(偏見)男女の友情なんてあるわけない。




結局、私の考える友情って

美味しいもの、面白いもの、美しいもの、そういったモノに出会ったとき、これを教えてあげたいな、知ったら喜ぶだろうなぁと思う人が頭に浮かぶ、これが友情じゃねぇかなぁ。





監督、今作が長編作品は初みたい。
途中以降、映画の主題がとっ散らかっちゃって少し残念だけど(友情、言葉、音楽、才能、等)何かこうして帰りの電車のなかじっくりと友情について考えられたから次の作品も期待してみよう。
音楽もとても良かったし。










ただあのラストはないわ。
監督、もし読んでたらごめん。アレだけは吐きそうになった。
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