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暗数殺人のharuのレビュー・感想・評価

暗数殺人(2018年製作の映画)
3.0
誰にも知られていない罪。

刑事キム・ヒョンミンは、殺人罪で起訴されたカン・テオから「他にももっと殺した」と言われ、独自に捜査を開始。やがてテオの証言通り白骨死体が発見されるも、テオは「俺は死体を運んだだけ」と殺人を否定する。彼の目的は何なのか。

キム・ユンソクとチュ・ジフンのバチバチバトル。
「殺人の追憶」系実話ベースのサスペンス。チュ・ジフンが心からムカつくので、必死に頑張る主人公を全力で応援したくなる作品です。タイトルの「暗数殺人」は、表面化されていない殺人事件を指していて、遺体が発見されていない事件について、一人の刑事がひたすら地道に捜査する話。派手なアクションはなく、地味ですが、チュ・ジフンのサイコパスっぷりがヤバくて楽しめました。
発言をコロコロ変え、ヒョンミンを翻弄するカン・テオ。何が嘘で、何が真実なのか?見ててすっっっごいイライラします!しかし彼の家庭環境を知ると、カン・テオという人間についてほんの少し見えてきて、ホッとする。何を考えているのかわからない人間を相手にする不快感はハンパない。
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