さうすぽー

クリスマス・クロニクルのさうすぽーのレビュー・感想・評価

クリスマス・クロニクル(2018年製作の映画)
2.3
自己満足点 45点

Netflixオリジナルの作品になります。

カート・ラッセルがサンタクロースに!

クリスマスの映画は「ホームアローン」や「シザーハンズ」等の傑作がありますが、これはそんなクリスマスの要素にネバーエンディングストーリーのような冒険ものが加わってる内容なので、ファンタジーや冒険ものが好きな自分には持ってこいの映画!
...だと思ってました。

う~ん、ここの評価やアメリカのロッテントマトでも評価は良いのですが、個人的にはいろいろな部分で微妙に感じました。

この映画は好きにはなれませんでしたが、まずは好きだったところから書きます。

主人公のカート・ラッセルの演技は良かったです!
サンタクロースのキャラ自体に興味を持てたわけではありませんが、それでもさすがの名俳優だけあって、存在感があって明るくカリスマ性のあるサンタの姿が非常に似合っていました。

あと、プレゼントの袋がファンタビにおけるニュートの鞄のように世界があるんですけど、そこの無数にあるプレゼントのCGは良かったです。
基本的にそこまでCGがあまり良くなかったのですが、そこは結構良かったです。

また、最後の家族とのやり取りや父と息子の関係は感動出来ました。

ですが、それでもこの映画は好きにはなれませんでした。

何故漉きになれないかというと、子供のキャラクター性です。
女の子の方はまだしも、お兄ちゃんのキャラクター性はいささか問題ありな気がします。
妹に対して何で最初あんなに辛辣な態度だったのかがよく解りませんし、このお兄ちゃん車両窃盗とかやったりと、完全に犯罪であることをしています。
最後は普通に良い兄ちゃんになってるのですが、何故か違和感が目立ちました。

あと、単純にコメディのシーンがつまらなかったです。
一番面白かったのは、子供がサンタに話しかけてソリが急転するところくらいで、あとはサンタのジョーク等がよく解らなかったり笑いが幼稚だったりすることがありました。

そして、一番はこの映画がどの年齢層に向けたのか全くわからないところです。
サンタを信じてる子供が主人公なので子供に向けたのかと思ったのですが、子供には警察の留置場や怖い犯罪集団が出てきたりして怖く感じると思いますし、大人にとっては笑いが少し幼稚に感じてあんまり面白くないと感じてしまいます。

やはりクリスマスの映画は「ホームアローン」や「シザーハンズ」が個人的に一番好きです。