う~ん、コレはSFスリラー?しかもホラー?
私の求めるSFじゃなかった。
元死刑囚9人のクルーが乗り込んだ宇宙船「7」は太陽系を遥かに超えて宇宙へと突き進んでいた。極刑の免除と引き換えに女性科学者(ジュリエット・ビノシュ)が指揮する実験に参加することになったのだが…
いや~もうとんでもない実験!宇宙ものには無縁と思える官能的で、何とも言えない戦慄が走る作品。ツッコミどころも理解不能さも拭えないのだけれど、とどのつまりメッセージは意外とシンプルなのかなぁ…
あまりの理解力不足故、刺激的なシーンばかりが記憶に残ってしまったのは正直残念。
個人的には途中ギブアップしても不思議じゃないタイプ作品だったけれど、きっとラストにとんでもないオチが待ってるに違いない!と踏んで忍耐力を注いで完走した自分を褒めてあげたい。
それにしてもトリッキー!斬新とぶっ飛びの狭間を行く今作を71歳の女性監督が撮ったって事が一番の驚きだし、そのエネルギーと感性には頭が下がる。
…ただ、初クレール・ドニ作品はコレじゃ無かった気がする。
ともあれ、超セクシー女医ジュリエット・ビノシュに骨抜きにされること間違いなし作品だった。