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君は月夜に光り輝くのkassyのレビュー・感想・評価

君は月夜に光り輝く(2019年製作の映画)
3.0
試写会にて。

"発光病"という病に侵された同級生、まみずの病室を訪ねたタクヤ。ひょんな事から、病院から出られない彼女のやりたい事を代行するようになり…

月川翔監督と北村匠海くんで余命短い女の子の願いを聞く男の子という構図の作品。
キミスイヒットによる清々しいほどの二番煎じな訳だが、この作品はキミスイに比べると、あまり捻りがなくどストレートな余命モノである。

しかし病気は発光病というファンタジーな設定であり、余命モノを生み出すために生まれた設定である。しかしそれが果たして物語において効果的であったのか?というのが微妙な結果だったと感じた。

一番の肝の「君は月夜に光り輝く」シーンがあまり印象的なシーンにならず、叶うことのなかった2人のシーンの方がグッとくる演出だった。

また最後のお願いを重ねるくだりがクドく感じたのと、若干テンポの悪く間延びした部分がいくつかあったのが気になった。

キャスティングは
永野芽郁ちゃんの白い制服姿が眩しくて可愛くて、嫌味のない主役だった。
北村匠海くんはこういう役をやらせたらピッタリだよなぁ、と思うもののほとんどキミスイと印象は変わらなかった。
松本穂香ちゃんはこんなにチョイ役で勿体ないような。

ストーリーはベタなファンタジー余命モノだったが、2人のやりとりは可愛くみられる作品であった。
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