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サマー・オブ・84のはのネタバレレビュー・内容・結末

サマー・オブ・84(2017年製作の映画)
4.0

このレビューはネタバレを含みます

あらすじ
15歳の少年が、隣の警官の家で、失踪した少年を目撃。
近隣で起きている子供の連続殺人事件の犯人では、と考え、仲間たちと共に調査を開始する。

感想
ラストが最高。
それまでの流れや、緊迫しながらもどこかほのぼのしていた雰囲気を、唐突に塗り替える展開。
それまでの被害者も、この映画の登場人物達と同じように、それぞれの日常を生きて来ていたんですよね。
若さゆえの無敵感を持って。
本人たちにとってはまさにひとときの冒険のようなもので、本来大事なのはそれまでの日常。
たとえ危険なことをしても、日常という聖域が壊されることはないだろう、という根拠のない安心感。
登場人物たちも、観ている側も同様に感じていたそんな安心感を、喉と同時にナイフで切り裂かれました。

殺されるって本当こういうことなんだよね。
それまで、とか全部まったくもって関係ない。

人間やはり、出来事には因果で説明をつけたい欲求があるわけで。
主人公の踏み込み過ぎが良くなかったのかな、とか考えたりもしますが、既にロックオンされてた以上、どっちみちだったんですよね。
むしろ自衛したという意味では、最良ルートだった。

最良を選んだのに、トラウマだけを残す現実。
なんが本当にもう、こういうことなんだな、というのが感じられるお話でした。


ネタバレ指定出来るだけしたくないんだけど、この映画について書きたい部分全部ネタバレなので仕方なく。
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