マッツ・ミケルセンという役者を知りたいならまずはこれ!っていう作品じゃなかろうか。
出演者ほぼマッツのみ、状況説明・セリフほぼ無し、画面がほぼ雪原で、マッツ・ミケルセンの演技力、存在力に全振りされているが、彼にして良かった!と監督はファインダー越しに確信したのでは。
負傷者を連れての旅は体力的にはより厳しくなるが、一人じゃなく守るべき存在がいることは精神的には強さを増すはず。そのあたりの人間力も胸を打った。
ただラストには不満あり。あんなすぐヘリ戻って来るなら、発煙筒振り回した時点で気づいて、そのまま感動のラストで良かったやん?余計な絶望付け加えんでも。
結論。もしサバイバルしなきゃならないなら、どうか神様、バナナとココナツ豊富な南の島プリーズ。