タタキング

運び屋のタタキングのレビュー・感想・評価

運び屋(2018年製作の映画)
4.7
仕事を優先して家族と疎遠になってしまった老人が
麻薬を運ぶ運び屋として家族との関係を見つめ直す

素晴らしい出来

イーストウッドの監督作品は途中でテーマが変わることが多いが、この作品は運び屋としての作品の緊張と

頑固な老人が家族の居場所を見つめ直すという2つのマッチすると思えないテーマが完全に溶け合い、新しい映画を作り出している

イーストウッドの独特な心地よい空気感が、作品の最初は、優しく劇場を包み込み終盤はその空気がジワジワと変わっていく

イーストウッドにしか出せない、素晴らしい空気を持った作品でした

88歳のイーストウッドが90歳の運び屋を演じる
ラストタタの死を描かなかったのは
イーストウッドが生涯現役を貫く意思だと思いました
タタキング

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