tetsu0615

ハッピー・デス・デイ 2Uのtetsu0615のネタバレレビュー・内容・結末

ハッピー・デス・デイ 2U(2019年製作の映画)
3.5

このレビューはネタバレを含みます

普通に面白いじゃないかー!誰だよ二作目ビミョーとか書いてたの笑

まあ、前作よりもコメディ色が強めでスリリングさは少ないけど、再びループ(しかも別次元で!)に挑みトライ&エラーで何度も死にながらも奮闘するツリー、変わらぬ優しいカーター、前作でも心残りとして存在していたツリーの母親への思いも消化して、良い感じにまとめた一本!

物語は前作の直後、カーターのルームメートのライアンから始まる車で寝ていたライアンは研究仲間に呼び出された矢先にマスクの殺人鬼に襲われ、ループに迷いこんでしまう。ライアンから話を聞いたツリーは、そこでループの原因を知るものの、今度は別次元でのループに巻き込まれてしまい…

ユニバーサルのロゴでは3分裂するとい遊びを繰り出す変わらずぶり

物語はライアンの自室への戻る道すがらから始まる。起こる様々な出来事、部屋に戻ると前作のラストのようにいちゃつく二人、そして…
冒頭の流れから次のループはこいつか!?という流れになっていくと思いきや、ループを相談したらツリーが頼もしくトラブルを解決しにいこうとするという展開!(前作の解説つき!これで前作見てなくても大丈夫!笑)

ライアンを襲撃したヤツの正体が分かるまではスリラー的な要素も含んでいて楽しめる。
が、そこ犯人がまさかの別次元のライアン!という展開から、前作で謎のままだったループの真相、そして再びツリーは18日を繰り返すことに…
しかも別次元!なので経験してるはずの出来事も違ったり、人物関係すら違ったりの混乱に巻き込まれてゆく…
ツリーは不倫をしてないし、ルームメートは犯人じゃないし、カーターは別の女子寮仲間のダニエルと付き合っていて、さらにツリーの母親が生きている!という別次元に迷い込んだツリーは装置の計算式を完成させるために何度とまた死ぬはめに
今回はマスクに殺されるよりマシということで、自殺しまくり
もちろん、明るいノリノリのミュージックと共に様々なラインナップの自殺を繰り広げる(カーターとダニエルの関係にやきもきしつつ)ツリーの奮闘ぶりはエスカレートかつ笑わせるシークエンスに

しかし、カーターの恋仲な元の次元に帰るのか、母親が生きているこの次元に残るのかという選択、ここが彼女の新たな成長要素となっており、過去に捕らわれていた彼女が未来へと向かうきっかけとなる。母との女同士の会話などはなかなか感動的な仕上がりに

もちろん、犯人が変わってしまったマスク殺人鬼との闘い(ツリーの銃さばきの良さよ)、その正体も明かされ(前作のマスクの伏線が生きた)一応の大団円を迎えるのだが、楽長が装置の起動を止めようと躍起になっているという別のハラハラも盛り込まれたり(盲目のふりしてカギ取ろうとするところは全力でコメディ笑)

学長の執念がスゴすぎて、さらに他の別次元だとマスクマンこいつになってそうなんて思ったり笑

前作の謎を回収しつつも、別次元という新たな要素で楽しませ、コメディ要素も多目にしつつも、ツリーがまた新たに前を向いていけるように成長も促す良くできた一本!

オマケ映像もあるよー!
tetsu0615

tetsu0615