『インセプション』の名前が挙がったとおり次元の要素が加わることで前作よりも複雑な階層に。それによって生まれるドラマが想像を超えてきた。母と生きていける人生を嬉しがる一方これは他人の人生であり、何かを失ってきたからこそ今の自分があるとツリーは元の次元に戻ることを決めたわけだけど、それを諭すカーター、お前は本当に大学生か。まるで人格者のようなカーターにむしろ違和感を覚えるほどだけどあそこは良かった。母親も常にツリーの理解者でいようとして、ツリーはそこに甘んじちゃいけないと思ったんだろうね。
最後の病院はちょっと無理やり盛り上げてる感があったのは否めないけど全体的に良かった。てっきり前作とセットで制作されたのかと思ったけど違うんだね。本作のための前作、という感じ。