FH

蜜蜂と遠雷のFHのネタバレレビュー・内容・結末

蜜蜂と遠雷(2019年製作の映画)
2.8

このレビューはネタバレを含みます

4人のピアニストの予選から本戦までの物語を描いた作品で、その中での苦悩や葛藤もそれぞれあり、主人公の英伝が周りの影響を受け、かつての自分を取り戻していく。

ピアノと共に生きてきた人生でピアノに
かける思いや、トラウマからの怖さ
最後のチャンスという緊張感など心情が
丁寧に表現されており音楽の世界を
知らない自分でもとても観やすかった。

英伝に1番影響を与えたのは風間だと
思う。ピアノを本能に任せて楽しく弾い
ている姿や地球が鳴っているという
セリフに過去に日常から音を拾って
奏でていた母との思い出を思い出し
ピアノを楽しく弾く勇気を持てたのだと。

個人的には、家庭や年齢のこともあり
今年を最後の挑戦だと考えていた高島の
「どうしようもないくらい、ピアノ 好き
なんだな」のセリフが1番心に沁みた。
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