tottsun

蜜蜂と遠雷のtottsunのレビュー・感想・評価

蜜蜂と遠雷(2019年製作の映画)
4.0
私が最近見た映画🎬36
「蜜蜂と遠雷」
優勝者が後に有名なコンクールで優勝するというジンクスで注目される芳ヶ江国際ピアノコンクールに挑む栄伝亜夜(松岡茉優)、高島明石(松坂桃李)、マサル・カルロス・レヴィ・アナトール(森崎ウィン)、風間塵(鈴鹿央士)。長年ピアノから遠さがっていた亜夜、年齢制限ギリギリの明石、優勝候補のマサル、謎めいた少年・塵は、それぞれの思いを胸にステージに上がる。
試写会に当選したので鑑賞してきました。しかも今回はありがたいことに監督とプロデューサーのティーチイン付きでした!
ティーチインは初体験だったので監督さんの思い、プロデューサーさんの思い、それぞれ聞けて良かったです。
そもそもこの映画が気になったのは職場の子のオススメでした。
普段本を読まないという彼女が上・下もある長い本を読んでとても面白かった!と教えてくれたことがきっかけでした。
その本を読もうと思いつつ結局この日が来てしまった訳ですが、試写会後読むことを自身で誓いました。
作品的にはプロデューサーさんもおっしゃってましたが今までの東宝作品とはひと味違う作品でした。
原作も読んでないし、フラットな状態で鑑賞したかったのであまり事前情報入れずに鑑賞したんです。
それでも何か心に突き刺さるというか後半にかけてはゾワゾワっとした感覚になり、最後よく分からないまま涙が溢れてました。
主人公4人は天才と謳われていたのでもっととっつきにくいのかなと思っていたんですが描き方がそれぞれ地に足ついたような描きかただったため寄り添うことができました。
個人的には最後のシーンはもちろん、月光のシーンとお母さんとのシーンが印象的でした。
自分自身は音楽の素人でピアノに対しては挫折したコンプレックスを抱えてる人間ですがそんな人間にでも彼らの演奏はそれぞれ個性があって2時間という長さにも関わらずあっという間でした!
力強さがありながらとても繊細で美しい。心を優しく包み込んでくれる作品でした。音楽ってどこでも奏でられるし、感じられるんだな。
本当にオススメです!
森崎ウィンくんの「あーちゃん」本当に優しかったなぁ。
私的には☆☆☆☆かな。
tottsun

tottsun