たむ

ラ・ヨローナ~泣く女~のたむのレビュー・感想・評価

ラ・ヨローナ~泣く女~(2019年製作の映画)
2.6
良くも悪くも直球のホラー映画です。
良い意味では、昨今のホラー映画は物語も技法も、実験的になっており、単純に人を怖がらせる映画ではないことがあります。
本作は如何に観客をビビらせるか、その事を追求しています。
ホラー、しかも完全に貞子系のラ・ヨローナが、大袈裟さ、過剰さ上等で襲いかかってきます。
悪い点は、整合性は特に考えていない事です。
悪霊が物理的に襲ってきたり、ドアの鍵をかけて釘を打って物理的に悪霊を止めようとするシーンが多々あり、これでは悪霊というよりもただの殺人者となってしまいます。
悪霊ホラーは物理を超えてくる怖さが欲しかったです。
でも、90分スクリーンに釘付けになるので、楽しめる作品です。
たむ

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