かめたわし

ジュラシック・ワールド/新たなる支配者のかめたわしのレビュー・感想・評価

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冒険活劇とオールキャストのお祭りを、ウー博士に肩入れしたくなるくらいに楽しみました

全体的に粗い作りな気がしましたが、
ギガノトサウルスの木漏れ日に照された静かな登場は“パーク”とは違う恐竜のいる“ワールド”の世界観を感じられて好きですし、
人だと特にディーチェン・ラックマンさんのミステリアスなキャラクターが格好よくて、オマール・シーさんとの絡みなどもっと見たかったです

シリーズ集大成としてではなく、色んなパターンのスピンオフ的お楽しみとすると、この上なく贅沢な作品でした

ただシリーズ長寿化の宿命か、新しものとまとめ作業がとにかく忙しく、そういう話なの?となる後味は、SWのEP.9を思い出してしまいました

特にどうしても気になったことが二つ
・恐竜の描きかたキャラが薄く、見せ場のためだけに急に出されて雑に退場させられていく扱い
・観客の目からも明らかなアニマトロニクス技術の後退
物語は色々でも、生命を真摯に描く姿勢は一貫していて欲しかったなと思います
かめたわし

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