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ウエスト・サイド・ストーリーのfushikoのレビュー・感想・評価

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去年からずっと楽しみにしていたWest Side Story。元祖1961年バージョンはストーリーだけ知っていてなかなか観れずにいたままで、観比べもしてみたかったけれど先にこちらを!他の方が言っているようにまさしく頭に思い浮かぶ作品が1つあって、その作品を観た時の後味にそっくり。こういう禁断の恋に若者の純粋な感情が混じり合う作品は分かっていても胸がぎゅーっとなって、特に今作の場合は実際にこういうシチュエーションを生きた人たちが居たんだろうと思うと心が痛くて堪らなかった。そしてAnsel。彼の儚さが半端でなくて何回もドキドキした。(笑)彼の演技は恥ずかしながらTFIOSでしか観た事がなかったけど、当時18歳の時に彼の演技を観てドキッした時そのままの感情が今日また蘇って驚き。。名曲"Tonight"のシーンはその儚さに涙。スピルバーグ監督初ミュージカルということでそこも自分の中で未知の感覚で楽しみにしてたけど、良い意味でスピルバーグ作品に共通する計算されたような尺?みたいな、物理的要素が垣間見えるような淡々としたタッチが随所にみえるミュージカルで、凄いなあってワクワクしながら鑑賞出来て良かった、、!音楽も素晴らしかったのと、キラキラっとするシーンにおいての光の使われ方が、どれも私的最高で泣きそうになる程に良かった(泣)
いろいろ踏まえて比較して観たくなるなあ。とりあえずは、スクリーンで観れて良かった✌︎

p.s.普段、日本のポスターに必ずと言っていいほど添えられる一文がお涙頂戴感が一気に増すから要らん!てなってしまうタイプだけど、今回のこの“ひとつになりたかった。ひとつになれない世界でー”という一文はストレートで切なくてとても好き。このポスターのシーンがまた観たくなる!
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