KAI

ウエスト・サイド・ストーリーのKAIのレビュー・感想・評価

4.5
最高でした。

美しすぎる…


【光と影】  【煙と空】  【曲のリズム感】


「背景も登場人物の1人だ」
と、なんかで聞いたんだけど、まさにその通りだと思った。

ストーリーは前作とほぼ同じなので、少し退屈してしまうかもしれないけど、それ以上に素晴らしい点がいくつもあって面白いと思ってしまう。


【名作から大作】

個人的な意見なんですけど、
名作=これから先も引き継がれていく作品。設定、脚本、演出などの、どこかの点が優れていたり、新しい手法が初めて取り入れられた作品。不朽の名作と言う言葉があるように、どんなに時間が経っても廃れることがない作品。だと思ってます。

大作=言葉の通り、スケールの大きい作品。また、単純に面白くて、楽しめる作品。だと思います。(傑作ではない)


前作は名作で、本作は大作
ではないかなと感じた。

ちなみに、自分の思う名作のイメージは
『ざくろの色』『ミツバチのささやき』
とかかな?





<以下ネタバレ>




初めから素晴らしかったですね!


ワンカットで、街の状況を見せてからの
扉が開いて曲入り→prologueのテンポが気持ち良すぎる。指を鳴らして、人物達のキャラだったり関係性を現す。


【建物や人物が浮いて見えた】

予告から人が浮いているなと思ってたんですけど、やっぱ浮いてた。(浮いてるって言うのは、CGっぽい感じ、強調されている感じ)
色が濃くなっている気がして、それが印象にすごく残った。いい意味で、昔っぽく感じたし、ミュージカルにあっていると思った。
建物に関して言えば、CGっぽいんだけど、作っているようにも見えるから、メイキング見てみたい!


【光と影】

ずっと、光と影が綺麗で見惚れていた。
やはり、1番印象に残るのは、塩倉庫?に入っていくときの影ですね。(予告にもあったやつ)
他にも、トニーとマリアが会っている時の光と影もよかったなー


【やっぱり曲なんよ】


やっぱり、ウエストサイドストーリーは神曲が多いですね!
今だからこそ、歌詞が心に響く…笑
「America」のリズムはやばすぎ、やばいしか言えない笑
最近はサントラ聴きながらなんか作業してる笑


まぁ、でもやっぱりストーリーはほぼ同じだから、そこまで面白いと言うわけではない。王道なストーリーだからね、ちょっと長いかなとも感じてしまった。

でも、総合して面白いし、ミュージカルとして、素晴らしい作品になっているのかなと思いました!うん、よかった!
KAI

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