せ

ウエスト・サイド・ストーリーのせのネタバレレビュー・内容・結末

3.9

このレビューはネタバレを含みます

全作が大好きなだけに、期待しすぎないように、っていうのをずーっと思い続けてから観に行ったからか、かえって十分楽しめた。

ストーリーなんてミュージカル映画に求めないでください。
ミュージカルもオペラも音楽(ミュージカルはダンスも)を楽しむものであって、ストーリーはメインのものではない。

リメイクにありがちな余計な新曲の付け足しとかはなかったから、その辺りはさすがスピルバーグわかってるなと思った。

ただ、あのデートを付け加える意味あったのか?
たった一目見て、一緒に踊って、いつくか言葉を交わしただけで強く結び合う愛、っていう尊いものだからこそ美しいのに、
ストーリーに意味とか理由を無理やり付けて合理性を持たせようとしてしまったことによって、かえって「真実の愛」というものの美しさが霞んでしまったのでは、と思う。
普通自分の兄を殺した男とその日の晩に寝るか?っていう疑問も吹き飛ばすくらいの愛で結ばれてる2人っていうコントラストが弱くなってしまう。
じゃなとアニータが可哀想すぎる。

そしてマリアがマリア様にお願いするシーンをカットしたのは頂けない。

somewhereをあのおばさんが歌ってたのは謎だった。
一緒に見た人(前作未視聴)もちょっと違和感あったって言ってたし。

ダンスシーンのカメラワークはさすが!
せ