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男はつらいよ お帰り 寅さんのyoyoyoのレビュー・感想・評価

3.5
寅さんシリーズをちゃんと観るのに、本作からはきっと適当じゃない。それは私も分かってる。
なんだが、昭和映画関連の小説を立て続けに読んだあと、ふと思い立って鑑賞。
いやー、回想シーンに切り替わるときのスムーズさにまず驚いた。すみません、だって山田洋次監督作品てその辺が結構唐突だったりぎこちないとこ(近年の作品では)あったように思うから。
大体の家族設定は理解していたので、話にもなんとかついていけた。

歴代のヒロインたちが次から次へと思い出されるシーンは、え!この人もヒロインやってたの?とか
、わーめっちゃ可愛い!とか、興奮した。楽しいポイント。
さくら夫婦のおうちは昔ながらのおうちで、数珠📿みたいな暖簾やら見かけては、懐かしさ満点でほっこりした。
台詞はやっぱ古臭いし、今の動きは何?っていう不自然さは随所にあるが、もうそれすらもクスッと笑って楽しんでしまった。
だって、今時の女の子がおばあちゃんとお別れする時、頬にキスしないでしょーよ。
そして、同じくらいの男の子がふざけて女の子の前でわけわからん動きをし始めたとき、ちょっと居た堪れなくなった。みてるこっちの表情筋、固まった。

にしても、ゴクミは綺麗だし、若かりし日々のヒロインたちがラストにどどーーんと映し出されるところが本作の大きな見どころ。
大原麗子さん、可愛いなあ。八千草薫さんも可愛いなあ。田中裕子さんもちらっと見えただけだけど、可愛かったなあ。

寅さんみたいな、瞬間湯沸かし器みたいな、めんどくさいけど人情味あるおじさん。今はどのくらいいるのだろう。渥美清さんの眼差しがどれも意外とするどくて印象的だった。
シリーズを見てみようかな、と思う。
あ!あと、主題歌のあれ!豪華でビビった。そして、違和感なく豪華さをビリビリ感じてテンション上がりました。
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