天豆てんまめ

男はつらいよ お帰り 寅さんの天豆てんまめのレビュー・感想・評価

4.5
箱根駅伝往路全部観てしまった。。しかし東洋の相澤くんは凄かった!マラソン日本記録出す逸材かな? 実況は幼い頃からの友人で相変わらず暑苦しいけど良かった 笑

新年は熱狂から始まったが、昨年暮れはこの作品にたっぷり泣かされた。

走馬灯のように寅さんと家族、マドンナたちの名シーンが蘇る最高の時間!

メロン騒動のシーンは劇場では待ってしまったの笑いが起きたのにほっこりしつつ、物語の主軸は吉岡秀隆扮する満男と、久しぶりスクリーン後藤久美子扮する泉の再会ストーリー。この主軸と寅さんの回想との紡ぎ合いが、本当によくできていて、最後は涙が零れる。ゴクミも相変わらず美しかった。

この50作目を観る前までに、結局全ては観れませんでしたが、1-30作と42、48作を観て、ああ、寅さんが今の時代いたらなぁ、というしみじみとした感慨に浸りつつ、興味がその存在を体現した渥美清さんに移り、彼の壮絶な病との闘いに触れた関連本や自伝、特集本を約10冊ほど読んで、益々稀有な存在だったかと痛感。

そして、12月の最後の日曜日、寅さん故郷葛飾柴又近くのMOVIX亀有で観た後、妻と一緒に柴又に向かい帝釈天に行き、寅さん記念館、山田洋次ミュージアム、江戸川土手に行って、渥美清さんが愛した大和家の上天丼と、撮影時スタッフの控えでもあった高木屋(渥美さんやマドンナ達との恒例の記念写真がズラリと並び圧巻!)の団子を食し、家路に着くという寅さん縁のミーハーコース🤣で2019年の最後の日曜日を堪能。で大晦日まで仕事でした。。

2020年が始まっても、寅さんから発せられる人生観は魂の糧になると思います。

善きことも悪しきことも、嬉しきことも哀しきことも、どちらも人生の味わいとして感じ入ることができるヒントになることでしょう。

帝釈天で買った「寅」の文字が刻まれたお守りを胸にしまい、2020年を愉快に楽しく、隅から隅まで味わっていこうと思います☺️