このレビューはネタバレを含みます
先日、遅ればせながら『男はつらいよ おかえり、寅さん』(50作)を観賞。
寅さんフリーク(これまで49作品全視聴)としては絶対に見逃してはならない思いながらも、なかなか暇が取れずにようやく今になって観れた。客層はほぼ年配層。自分はむしろ若い部類だろう。
かつての面々、おいちゃんやおばちゃん、工場のタコ社長らはもういない。勿論、寅さんも。そして何よりも名物団子屋だった「寅や」は後継者不足の為、現在はカフェに。よく漫画やドラマにありがちな困った時の「タイムスリップ現象」なんてなく、取り巻く環境や時代はゆっくりと確実に流れいたのを描いてるのが印象的だった。断片的に過去の映像も随所に折り込まれているので総集編的にも楽しめる。涙と笑いに溢れるいい作品に仕上がっていた。オープニングは別に桑田佳祐でなくて良かったのに。。