エスケープ・ルームのマテのネタバレレビュー・内容・結末

あらすじだけ見れば陳腐な脱出系デスゲームなのだが、プレイヤーたちが信頼し合おうと努力し、互いを励まし、自分の身を危険に晒しながらも「みんなで脱出するんだ！」と身を寄せ合って頑張るところが斬新に思えた。
それから、細かなところまで作り込まれたセットがリアリティというか、ゲームに緊迫感を与えていて良かったと思う。

個人的には、こういう洋画のデスゲーム系は吹き替えで見るべきだと思う...声優さんの演技がキャラクターの感情を増幅してくれるから。
ただ、この作品に限って言うなら、少しそれが問題で...。ビルに集まった警官の中に一人、そして飛行機のシミュレーションの場面に一人、たぶん、ダニーを吹き替えた榎木さんが兼ね役でいる。
作品が脱出ゲームを扱っているだけあって、何かの伏線に見えてしまう。あれ？生きてるオチなの？って焦ったよ。
そもそも榎木さん目当てで見たとはいえ、そういうのを求めていたわけではないのだが...。