リチャードが王位についてから1年。
結婚準備のためアルドヴィアに戻ったアンバーは、王室の厳しいしきたりと豪華すぎる結婚式の計画に戸惑いを隠せなくて…。
2017年に配信された映画『クリスマス・プリンス』に続く第二弾です。
前作の完成度が高かったのでこちらも観ました。
今回は王子とのウェディングの様子に迫ったストーリーとなっています。
この低予算のクリスマスムービーは、クリスマスケーキと同じくらい甘いです。
しかし、すでにお付き合いをしている状態で物語は進むので、前作の方がよりラブコメ感が強く、胸キュンシーンも多かったように思えます。
今回はどちらかというと、より現実味が増したリアリティーさが増した描き方になっている。
たとえそれが架空のものであっても、王室のすべてに興味がそそった。
内容としては前作に引き続き、話に入り込みやすくおもしろかったです。
それぞれのキャラクターもとてもわかりやすく、王妃の品の良さと、王女とお父さんの関係も好きです。
衣装はそれぞれのキャラクターに合っていて、彼らの個性を存分に引き出しています。
また、前作同様に絵のように美しい景色は、城の外と内も美しいので、そこに滞在したくなりました。
音楽も心地よく、中毒性があります。
前作を観ているのが前提で、物語が動き出すのも後半からですが、日本と同じ問題を題材としているのがリアルで、安定の面白さでした。
ただ、ヒロインのお父さんのキャストが代わっていた。
心なしか性格も違うような…。
あまりにも固定観念的な、"ニューヨークニューヨーク"のような態度をしており、愛情のある知恵に満ちた前作の父親像とは違うように感じました。
俳優の変更には反対していませんが、性格まで代えないでほしかったかな…。
しかし、生意気な妹エミリーは相変わらず可愛かった。
前作を見たことがない人は、そちらから見ていただくと話に入り込みやすいかと思います。