パニックスリラーですが、サンドラブロックの鬼気迫る演技が素晴らしかったです。ストーリーは最後がはっきりしないものの、へたな宇宙人や怪物を露呈させるより、あえてそこは見せないことで、オーディエンスのフォーカスを恐怖からのサバイバルと、そんな状況下における愛情に向けさせられたのかなと思います。ひょっとすると、正常な人間が直視できないはずのものはあなたの身近にもうあるでしょ、、という暗示を含ませる作者の意図があるのかもしれませんね。そう考えると、なんだか深いものを感じます。本編を観る際は何も考えずスリルを味わうといいと思います。