BROOK

キラーズ・オブ・ザ・フラワームーンのBROOKのレビュー・感想・評価

4.0
鑑賞日:2023年10月25日
パンフレット:無し


全ての罪を白状して・・・


原作未読。

パンフレットが製作されていないってどういうことよ?
こういう作品こそ鑑賞後にパンフレットでいろいろと経緯とか確認したいのに…(汗)
配信作品を劇場公開するのが多くなってくると、パンフレットも製作されなくなりそうで、なんか嫌だな…。


上映時間が206分…3時間26分…
予告編をいれたら3時間35分…
皆さん、この上映時間で劇場鑑賞すべきか尻込みしているかと思います。
決して短くは感じないけど、206分という時間は感じさせませんでした。


デ・ニーロとディカプリオの競演ということで、
2人の演技合戦は非常に見応えあり。
個人的にはモリー役のリリー・グラッドストーンがお美しかったです♪


映画は、オセージ族が儀式をおこなっているシーンから始まります。

オセージ族が持っているオクラホマの土地で油田が見つかり、高い利益を持ち、裕福に。
そんなオイルマネーに群がる白人たち。


オクラホマへとやって来たアーネストはおじのヘイルのところに身を寄せることに。
ヘイルはオセージ族からも信頼されていた。

しかし、街では次々にオセージ族が死体で見つかり、どれもが捜査されないというおかしな状況に。


ある日、アーネストは街でオセージ族のモリーに声をかけ、彼女を送っていくことに。

徐々にモリーに惹かれていくアーネストはついにプロポーズし、2人は結婚。

だが、アーネストはヘイルから裏の仕事を頼まれるようになり、オセージ族を殺害するための計画に加担することになっていくのだった…。


前半は、ヘイルがオセージ族の殺害計画を次々に実行していく展開となっており、そこにアーネストも加わって、モリーの親族にまでそれが及ぶように。

にしても、誰もヘイルを疑わないのはちょっと無理があるような気もするけど…(苦笑)
ま、それだけヘイルが信頼されていた、、、ってことなのでしょうね。


モリーもさぁ…もっとインスリンの薬のことを疑おうよ!ってなりました。
ま、それだけアーネストを信頼していたってこと?
でも、教会の神父さんには命を狙っている人物として、アーネストの名前を言ったのかな?←その描写は無し。


後半というか、残り3分の1くらいから特別捜査官のトム・ホワイトがやって来て、ようやく事件解決へと動き出します。

そこから裁判が始まって…
まさか弁護士役でブレンダン・フレイザーが出演しているとはー!


この裁判がどのような結末になって、さらにはどんなラストになるのかは、観てのお楽しみ♪

あーそうくるのかーってなりました。
実録…(略)
スコセッシ監督本人が…(略)


そういえば、結局、モリーに注射していたインスリンの中身は何だったのかは明かされず。
そこが一番気になった。

モリーが注射の中身は?とアーネストに問うも…
彼はあくまでインスリンだと主張する場面は印象的。
ディカプリオの表情も印象的。
これでモリーは完全に冷めた感じですね。


長編なので、非常に満足感を得ることが出来る作品だと思います。
登場人物も多いけど、分からなくなるという感じではないとは思います。
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