TLに流れる感想をいくつも見つけた。
ということは!
…キラキラ映画ではないことを確信。
「殺すぞ」が口癖の小坂とすぐに死にたいって言っちゃう鹿野
ただただ八千代くんが好き好きで仕方ない撫子ちゃんと冷静だけど冷たくはない八千代くん
ぶりっこでプライドが高いのに憎めないきゃぴ子と堅物そうだけどとても優しい地味子
"邂逅"という言葉のよく似合う3組の青くて尊い日々を描いた作品。
相手をきちんとみつめること、許容すること、見守ること、言いたいことが言えること
それぞれ悩みを抱えているけど、ほどよい距離と優しさで見守ってくれてる相手がいるって素敵だ。
恋とか愛じゃ括りきれない、もっと深い好きに思えた。
直感的に、もしくはじっくり相手を見て、若いながらに人を見抜く感って、やっぱり存在するのだなぁとも。
もういい歳の大人ですが、ゆえ、そんな最強の二人組というのは憧れる。
風景や人の露出やフォーカスのかかり方がとても印象的
話し言葉としては特徴があるけど、丁寧な言葉の数々が心にまっすぐ響いたし、音楽が奥華子さんの曲と知り、本気を感じた。
(楽曲が切実であり誠実なイメージなので)
原作は読んでないけど、世紀末さんの4コマ漫画も、それを監督どのように脚本におこしたのかもとても気になる。
個人的に、泣けるかどうかは作品の価値を左右するわけではないと思ってるけど、優しさとか悲しさとか寂しさが等身大の表現で手に取るように伝わったから、思いがけず涙が出てしまった。
そんな作品でした。
誰かではなく、あなたに届きますように。