みなりんすきー

サブリナ -人形の悪夢-のみなりんすきーのレビュー・感想・評価

サブリナ -人形の悪夢-(2018年製作の映画)
2.9
『”チャーリーゲーム”よ 死んだ人に質問できる 鉛筆が動いて答えてくれるのよ』

『亡くなった人は安らかに眠るべきなの 呼び戻してはだめ 死後しばらく経つ人を呼ぼうとすると──邪悪な存在を招く』


■ あらすじ ■
ライラとエイデン夫婦は、我が子を亡くしエイデンの姪にあたるバニャを養子に引き取り3人で暮らしていた。バニャは両親を亡くしており、未だ心の傷が癒えずにいる。バニャはある日友達から教わった”チャーリーゲーム”で母との交信をはかり、遂には母の霊体を呼び出してしまう。それから恐ろしい現象が起こり始め、ライラ達は心霊能力者のララスの元を訪ねるが…


■ 感想 ■
『サブリナ -人形の悪夢-』

よっしゃーー5mark目獲得!!!!👏👏笑
多分昨日か今日追加されたであろうインドネシア産Netflix映画です。ジャケットからしてもどう考えても『死霊館』シリーズのアナベルちゃんのパクリもんだろうなと思いながら、意外と楽しめるかもしれんし…と思って観てみたぜ。

予想通り前半はアナベルに影響受けまくった感じのストーリーで、ほんっとジェームズ・ワンのあのシリーズは昨今のホラー映画界に物凄い影響を与えた映画だよなぁと改めて感心しちゃったりしながら観てました。人形(サブリナっていう名前すらもアナベルに似てるというか…)の造形もこれまたアナベルにそっくり。髪の毛黒くしてパンチパーマかけただけみたいな。ほんとにあんな人形が海外では売れるんかねぇ…?日本ならまず売れない、てゆーかデカすぎる(笑)娘より顔デカいやん(笑)可愛いの洋服だけやなほんと…

悪魔の造形は結構良きです。顔が2つあって表は綺麗なママの顔なんだけど、首がグリッと回ると恐ろしい悪魔の顔だったのもなかなかよかった。また羊でも出てくんのかなーと思ってたので。(あれ、ヤギだっけ??)前半這って追いかけてきたり消える電気と共に一瞬で移動してきたりと、迫り方もなかなかホラーチックでよかった。

ただ、ツッコミどころはやはり多い。途中から謎の盛り上がり(?)を見せてきて、心霊家がジャワ島に悪魔の宝具とかを取りに行くんだけど、なんか大した説明もなく、洞窟の奥にふつーに置いてあるのね。悪魔が自分で置いた宝具で悪魔を殺す……?ちょっと意味分からないです。しかも唐突に「これを取ってきたんだ」みたいな感じ(しかも超真剣)で出てくるし、そこでやたらカッコイイBGMで謎の盛り上げを見せようとしてくる。魔王を倒す勇者ばりの雰囲気だった。実際にそれで悪魔と闘うんだけど、その場面では思わず失笑してしまった…いざ見参したと思ったら、なんか弱っちい…人間に憑依してた時の方がまだ怖かった。なんか背も低いし攻撃ショボイし、それに対して人間であるララスさんは突然訓練されきった兵士みたいに戦い出すもんだから……「あれ、何の映画観てるんだっけ?🤔」となりました。

ひとつ評価できるのは、ただのパクリ映画かと思いきや、意外にも後半で「えーっ!そうだったん!?」となる驚きの真相が隠されていたこと。そのおかげで一応色々と結び付くし納得もできたし、あのひと捻りがあったのは良かった。意外性って大事。まぁ、そこだけなんだけど…

悪魔のことについてある夫婦が助けを求める先が心霊家夫婦ってのも『死霊館』と同じだし、人形に憑依してるのも同じ、真っ黒な血反吐でほかの体に移るのも同じ、etc…とにかく酷似しまくっているので『死霊館』シリーズを観たことある人は間違いなく「パクリやんww」と感じることでしょう。だってパクリですから……。