みなりんすきー

ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッドのみなりんすきーのレビュー・感想・評価

3.9
『お決まりの局のパターンだな 新人のスコット・ブラウンを──局はスターに育てたい そこで昔の番組の役者に悪役をやらせ──最後はハデな殴り合いで主人公が悪役に勝つ』

『落ちぶれちまった現実にブチ当たった 泣かずにいられるか』

〘“兄弟以上 妻未満”の奴との終焉が近づいたら──共に酔いつぶれるのが正しい別れの儀式だ〙


️📝 あらすじ 📕
リック・ダルトン(レオナルド・ディカプリオ)はピークを過ぎたTV俳優。スターへの道が拓けず焦る日々が続いていた。そんな彼を支えるクリフ・ブース(ブラッド・ピット)は彼に雇われた付き人でスタントマン、親友でもある。エンタテインメント業界に精神をすり減らし情緒不安定なリックとは対照的に、いつも自分らしさを失わないクリフ。そんなある日、リックの隣に時代の寵児ロマン・ポランスキー監督と女優シャロン・テート(マーゴット・ロビー)夫妻が越してくる。自分たちとは対照的な二人の輝きに触れたリックは、俳優としての光明を求めイタリアでマカロニ・ウエスタン映画に出演する決意をするが…


🧸‪ 感想 🤎
やっと!鑑賞!!
当時映画館行こうと思って結局見逃してたシリーズ🥺
レオ様×ブラピだけでもう目の保養だし絵面は最強なので、ぶっちゃけそれだけで満足度ある程度保証されてんのよな・・・😌🙏🏻✨笑
とはいえそりゃこんだけ豪華キャストなら内容だって面白くあってくれたらそれに越したことはない。今作は巨匠タランティーノ📢🎬世間的にはまぁ期待大だったでしょう。

ぶっちゃけ言うと私個人的には、タランティーノ作品って割と苦手に近いんですよね…( ´. ̫ . )🌀
ほんと唯一が製作総指揮の『ホステル』くらい。
めちゃくちゃ映画オタクでも結構、彼が作品に散りばめる他作品のオマージュとか遊びを全部理解するのってかなり難しいと思うんですよね…広すぎる、余りに。そもそも難解映画が多いのもそうなんですけど。
なので今回も結構身構えて観てて、まぁレオ様とブラピが話してるだけでも楽しいのでそれだけでもいっか~くらいの感じでした。

…だったんですけど。
いやーこれはめちゃくちゃ面白かった。
実際に起きたシャロン・テート事件を背景に描いた作品。知識不足で申し訳ないですがこの事件については全然存じ上げませんでした…生まれるずっと前の事件だし仕方ないよな…🥲

かなり平坦なストーリーに思えるんだけど(そもそも長尺だし)、描かれていることが一見地味に見えて、その実はかなり壮大で全然飽きない。
レオ様とブラピの対比が素晴らしい。特にブラピのキャラクターが非常に好きでした。2人の関係性も本当に素敵。一生傍にいてほしいな。

ラストのクライマックスはマジで脳汁出まくった、なんかもう笑いもこぼれる。やはりピットブルは最強。ブランディ頭良すぎるし躾も完璧すぎて、本当にいてくれてよかった🐶🐾私も「カッカッ」て舌鳴らしてピットブル従えてぇ~~!!かっこいい!!笑

なんか観終えた後にもっかい観たくなる映画だなぁ。かなり長いんだけど観たくなる…単調でゆったりした場面の方が多いはずなのに、これがタランティーノの撮る映画の魅力か。『パルプ・フィクション』然り。