『復讐を望んだらいけない？』
『でも私の怒りは一酸化炭素と同じ 無味無臭で透明 そしてものすごく毒性が強い でも毒されるのは私だけ』
🧸 感想 🤎
いつものようにネトフリで映画漁りしててなんとなく観始めた1本。Netflix映画。
スタートからなんとなく不穏な感じが今後の展開を期待させて、そのまま飽きずに観れた。一見かなり強気な主人公に見えるけど、その裏側には壮絶な過去が。
いつも思うことだけど、家庭環境ってほんっっとに人格形成にド直結してるというか、人生そのものを象るよね。フィニーも、もし母親がもう少しまともで寄り添ってくれような親だったのなら、彼女の人生も変わっていたと思う。それもこれも抗えない運命というか…子供一人の力ではどうにもならないことだから、やるせないよね。そしてこんなふうに思う度にやはりいつも思うのは、うちは両親をはじめ家族みんながまともで優しくて、本当に幸せ者だなぁと…😮💨人の不幸を見て自分の幸福を感じてしまうだなんて、醜悪よな…笑
罪を犯したヤローが、一生車椅子生活になったからってそれで許されるか？被害者は許せるか？観る人によって考え方は変わってくるかもね。自分の周りの環境がもう少し恵まれていて、その後の人生が割と満たされていたら事件のことはやがて許せたかもしれないけど、フィニーのあの環境では無理だろうなぁとか考えたり…
世の中性犯罪者や人殺しが知らん顔で当たり前のように家庭持ってたりするけど、どんな気持ちなんでしょうね。考えただけでゾッとする。
自分に嘘をつかないで向き合って生きていくって、実は結構難しい。嘘をついて仮面被って生きてく方が楽だったりする。他人に本心をさらけ出すって恐ろしいじゃん。受け入れてもらえなかったら？拒絶されたら？自分を否定された気分になってしまうよね。
フィニーには絶対幸せになってほしい。過去の傷は一生癒えないかもしれないけど、1秒でも長くその痛みを忘れられる時間が続くような、幸せな人生を送ってほしいなぁ。
