よーすけカサブランカス

キングスマン:ファースト・エージェントのよーすけカサブランカスのレビュー・感想・評価

3.9
まずはあの渋い顔と渋い声のレイフ・ファインズを娯楽大作の主演に据えてくれたことに大いなる感謝を。終始カッコよかったし、最後のサーベル使いも編集があったのかもしれないが動きがかなりキレていて最高だった。
WW1を主軸に偽史を展開させていく脚本はかねり好みだったので楽しかったのだが、ラスプーチンとの対決、前線での1917的シークエンス(007といいサム・メンデスに恨みありすぎでは?)、そして黒幕との対決、とピークが散らばってて観ていて多少疲れた。それに前線でのアレも必要ないとまでは言わないが、あそこまで不憫な処理の仕方しなくても良かったのでは、と思う。マシューヴォーンの悪い癖が出ていたように思う。
キャラの魅力の引き出し方と魅せ方を分かっている監督だけに惜しい。楽しかったけど。