やっぱり、こんな時期だからこそロードムービーって最高!!!
冒頭のシーンの音楽からなんとな〜く感じるカントリーミュージックが良作を予感させました♡
ザックはダウン症のため老人ホームに閉じ込められ暮らす青年。ザックの介護担当のエレノアは、ホームから出られないように檻をつけてしまう。
それでも、プロレスラーになることを夢みるザックは脱走し、やがて、タイラーという訳ありな漁師と出逢い始まる人間味あふれるロードムービーでした。
アメリカの広大な風景の中を歩く二人!
とうもろこし畑の間や遠浅のどこまでもつづく海辺を歩く二人のシーンは、とても素敵な映像でした。✨
実は、この二人の共通点は過去に辛い想い出を引きずっていたこと…
ダウン症の青年ザックは、障害ゆえに親からの愛情を注がれず、常に、役立たずと思われ老人の養護施設へ強制的に閉じ込められていたのです。
一方、一緒に旅するタイラーも優しい兄が亡くなり一人ぼっち。働きたくても漁業権も取れずに違法に魚を取らざるを得ない。
そんな社会の枠から外された二人が出逢い繰り広げる旅は、友情、生きる意味、夢を叶える希望を与えてくれる素敵な旅に思えました。
危険なこともあって難しいことかもしれませんが養護施設で育つ子供たちにも自由を与えられたらこんなに伸び伸びと輝くことができる。
ザックの輝くような瞳が、表情が証明してくれてました。
旅の途中の買い物をした店主や神を信じる信心深い盲目の老人とか、出会う人たちもとても温かくて癒されました。
ラストシーンは、
"The Peanut Butter Falcon"
(๑•̀o•́๑)۶ FIGHT☆
えっ?もしかしたら、あのワザ?
ってなったり、
マヂ、ウソ〜!!!
って焦ったりしたけど
観終わった後、心が温たたかくなり幸せな気分の印象が残りました。
エンドロールの音楽も優しくて心地よく響き渡りました。
とっても、オススメしたい素敵な作品です♡
余談ですが、この作品、当初、200ドルの製作費だったようです。
もちろん、資金集めに苦労していた為、売れるようにゴッツァーゲンを他の俳優にするようなこともあったとか…
ところが、映画ファンの絶賛する声、口コミで瞬く間に全国へ広がったそうで、この話を聞いてとっもうれしくなりました。
♡ダウン症のザックを演じたザック・ゴッザァーゲンさんは実際にダウン症で初出演ということです。
これからも応援したいですね♡