ノマドランド派生で。
作風、ってこういうことなんだなーと。
序盤ずっと傷が痛々しくて心ざわざわしながら観てた。
男のロマン、夢、そんな感じでみてたけど、安楽死から一気に、あぁなんか夢とかじゃなく、この人にとっては生きることそのものだったんだなと。
生きる使命を果たせなくなった時、馬は安楽死を、人間は楽な死は選べず、苦しんで生きるか、新たな使命を探すか、生死を模索する。
最後に手綱をぐっと握ったのは、自分の運命をそこに賭けてた気もした。だけど、賭けに負けたのか勝ったのかはわからないけど、症状は発動せず生きることになった。
「生きる」ってどんな状態のことなのか、人によって定義が全く違うと改めて感じた。
ノマドランドでも思ったけど、人間って不思議な生き物だよな。生きる意味って答えがない葛藤といつも闘って生きて死ぬ。
