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Swallow/スワロウのmosanのネタバレレビュー・内容・結末

Swallow/スワロウ(2019年製作の映画)
3.0

このレビューはネタバレを含みます

愛し、愛されるってむずかしいよね。
目に見えないし形がないもので、人によって愛の感覚も違う。
それをお互いに伝え合って受け取り合って維持してく…なんて高度なんだ。

やっぱり、ちゃんと愛されたことがないと、愛すること愛されることってむずかしいのかもな。愛されたことがないと、自分が自分を愛せないから。自分を愛せてない人のもとに本当の愛は来づらいよね。
この主人公も、うすうす自分がぞんざいに扱われてるってわかりながらも、本人が自分を認めてあげられてないから、自分はこういう扱いを受ける人間だってある意味受け入れちゃってる。
旦那も旦那で正しく愛されてこなかったんだろうな(地位や名声を保ち続けることが自分の価値とすりこまれてそう)。
幼少期の経験が人格を作るね。愛を受けるってめちゃくちゃ大事。

だけど、主人公みたいに愛し愛されたいって思いがあれば、いつかきっとたどりつくのかもね。
キッチンでのやりとりがこの先の光になったらいいな。

最後子供を堕したのかな?自分はきっと自分が扱われたようにしか、お腹の子を育てられない(きっと愛せない)から手放したんだろうな。

それにしても主人公の顔が好きだった(髪型も相まってYUKIを彷彿とさせる)。
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