mosan

ノッキン・オン・ヘブンズ・ドアのmosanのネタバレレビュー・内容・結末

4.0

このレビューはネタバレを含みます

大学生くらいの時にDVDレンタルしてみた記憶。filmarksのリバイバル上映で改めて映画館で鑑賞。
いい映画だなぁ。まずタイトルがいいよね。主題歌も。

天国では、海と夕日の話をする。
死期がせまった男2人がテキーラ飲んで病院を抜け出し、見たことない海を見にいく話。

1人はヤンチャに生きたいように生きてきて、もう1人は型にハマってまっとうに生きてきたって感じ。
その2人がそれぞれ残された人生でやりたい願い事がなんかよかったな。
自由に自分の欲望のままに生きてきたヤンチャボーイはお母さんのためにキャデラックを贈りたい、まっとうボーイは女2人と寝たいって。

死の話なのに、ギャングも刑事もギャグ人材でいい感じに安心して観てられる。

人は誰しもいつか絶対死ぬってわかってるけど、明日死ぬかのようにはどうも生きられないんだよなぁ。(たいてい)明日死なないから、健康的な食事を選ぼうとするし、お金も全部使わない。会いたい人にもいつか会おうと思うし、大切な人に大切って伝えることもしない。
ほんとは、もっと会って、もっと話して、もっと触れて、たくさん愛を伝えるべきなんだろうな。したくても絶対にできなくなっちゃう時がくるんだから。

死期を告げられるって怖いけど、ある意味幸せなのかもしれないって思う。この2人みたいに、どうせ死ぬんだからなにも怖くないってモードでやりたいことできそう。

天国のドアをノックする時、同じタイミングでノックできる存在が自分にもいたらいいなと思った。
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