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ノベンバーのmzkのレビュー・感想・評価

ノベンバー(2017年製作の映画)
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バキッとキマるモノクロの美しさはベルイマンの作品群、チェコの『マルケータ・ラザロヴァー』を思い出す。監督本人はファスビンダーのファンらしいが、その側面は読み取れず。ただ、撮りたい画があるのだろうとは思った。それはファスビンダーの作品にも通じる。
チェコと言えば、シュバンクマイエルだが、使い魔たちのアナログな動きにはアニメーションの快楽があった。操演っぽい。ぎこちなさが奇妙だった。ロバート・エガースの作品群も思い出すが、彼よりもユーモラス。映像も音楽も違和感を覚える。それが面白かった。
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