イギリスを代表するバンドの1つであるColdplay。2015年のアルバム「A Head Full of Dreams」リリースに伴うワールドツアーの様子と、彼らのこれまでを振り返ったドキュメンタリー。
僕自身も洋楽を聴き出した時からずっと大好きなバンドのColdplay。過去にも2008年のサマソニと翌年2009年の神戸での単独に参加出来ましたし、少し自慢になりますがメンバーのクリス、ジョニー、ガイとハイタッチ出来た嬉しい思い出もあります。
彼らの当時のワールドツアーを追いながら、バンド結成から今までの彼らの道程をメンバーの回想と共に表す流れ。なので全編ライブ映像だと思うと、期待外れになってしまうと思います。
その一方でバンド結成からの貴重な映像も多く見れますし、「Yellow」「The Scientist」「Viva La Vida」などの楽曲が作られる過程が見れるのもファンなら間違いなく必見。
デビュー当時から一切変わらないメンバー同士の絆の強さもこの作品を通じて実感できます。その中でもバンドの顔であるクリスが抱えていた苦しみや悩みの多さ。バンドのマネージャーとの深い関係なども、今まで表舞台では知られなかった事。
素朴な感じだったデビュー当時。1stが飛ぶように売れて、後続の作品もどんどん売れる。大成功を収めるも、その度に前のアルバムを越えなければいけないプレッシャー。4人だけだったバンドが売れるにつれて、関わる人も多くなっていき、心労も絶えない。
それらを乗り越えて今まで一度もメンバー脱退や活動休止などせずに活動し続けたColdplay。互いを思いやるメンバー同士や、自分たちの殻を破るためなら何でも試す挑戦心があるからこそ、ここまでやってこれたんだと本作を見てよく伝わりました。
11月に東京ドームで単独を行った事も記憶に新しい彼ら。更なる活躍を期待しますし、2009年以来の関西地域での単独もそろそろお願いしたいです。笑