しゅんまつもと

メモリーズ・オブ・サマーのしゅんまつもとのレビュー・感想・評価

メモリーズ・オブ・サマー(2016年製作の映画)
3.3
冒頭から繰り返される、川と海のシーン。物語を通して、死がこびりついている。
知らないふりをしていた世界のルールを悟ったとき、少年は大人になり、かつて自分の世界の中心だった母親という存在とは文字通り一線を引く。

ショットの美しさは認めるけれど、それだけで満足はできない。語るものも、その語り口も、2019年の映画としてみるにはあまりに新鮮味がないように感じた。