2017年 ベネズエラ🇻🇪映画
原題は『La familia 』家族
世界で一番治安が悪いといわれている国ベネズエラ
チャベス政権から続いている治安の悪さは、ここ数年でさらに悪化
何年も続くマイナス成長で国は破綻寸前です
そんなベネズエラの首都カラカスのスラム街で暮らす12歳の少年
ギャングまがいの振る舞いをして、その弾みで相手を刺してしまいます
それを知った少年の父親は報復を恐れ街を離れることに…
それまで仕事ばかりだった父親と常に反抗ばかりする息子
台詞は最小限、劇伴もなく淡々と物語は進行していきます
寡黙な父親の真意を全く汲み取る事ができない息子ですが行動を共にする事で少しずつ見えてくる知らなかった父親の姿
父と子のドラマというだけでなく格差社会、貧困生活の実態が描かれた良品でした
