オムレツに卵はふたつ
サメ映画界でも特におもしろい一作。サメ専門家や水着美女などの世界観を創出したのが『JAWS』なら、突然変異したりするトンデモサメの基盤を堅固にしたのが本作だろう。
サメ映画だというのにビーチではなく海上施設で話が進行するというのも特徴で、全体的に予算が潤沢な印象。サメも背ビレがちょいちょいではなく、全身が2時間にわたって投影される。
死にそうなキャラクターのテンプレをさして使用しなかったり、突然変異の過程を省かなかったりと、手を抜かないのも非常にいいところ。死亡キャラクターは予想はつくものの、それもお約束ではあるかテンプレとまではいかない。
しかし突然鮫が登場するシーンは意外すぎて笑ってしまいました。いいこと言ってたのに…