どう描かれるのか気になってた「Fukushima 50」観てきた。
話は周知の通りだが3.11東日本大震災で起こった福島第一原発事故を描く。冒頭からいきなり大地震発生。余計な人物紹介パートなどない。次々に起こる事象に翻弄されながらも対処していく所員たち。電力会社本店との温度差、軋轢や苛立ち、無能な政府の対応などなど。
あの時、あの時間何が福島第一原発で起こったかはよく解りました。改めて現場で実際に戦った所員たちには敬意を表する。
しかしながら本作はちょっと情に寄り過ぎる。美談が全面に来ていて良くも悪くも日本映画らしい。
頑張って作ってはいたけどね。
東京電力が「東都電力」になってたのがアレってなった。ただセリフでは「東電」と略されるのが苦肉の策なのか。何を今更感。
最後は身を呈して日本を救った所員たちの感動話に終始。それはそれで十分伝わったんだけどね。
比べたらホントあれだけど昨年視たHBOドラマ「チェルノブイリ 」とどうしたって比べてしまう。情を廃し、圧倒的な映像で壮絶な現実を突き付けらる。
失礼だがこれには本作は足元にも及ばない。
ちょうど今、CSのスターチャンネルで「チェルノブイリ 」やるので是非！
