最愛の大地

ホテル・ムンバイの最愛の大地のレビュー・感想・評価

ホテル・ムンバイ(2018年製作の映画)
4.5
2008年に起こったムンバイ同時多発テロを扱った作品。
海外諸国と比べ、宗教の色がそこまで濃くはない日本人にはテロリストたちの信心深さや信仰心を100%理解することなどできないと思う。もちろん、私を含めて。
当然偏りはあるものの、ホテルの従業員、宿泊客、テロリストそれぞれの視点が描かれているため、「正義」とは何かを考えさせられる作品。
「悪」として描かれている彼らにも守りたいものはあるわけで。
ただ、自分がその場に居合わせてしまったら、そんなことは微塵も思わないだろう。結局、僕は画面越しで他人事のように、ただただニュースを見ているような、平和ボケしている日本人なんだろう。
それでも、ホテルマンたちの勇気ある行動には自然と涙がこぼれました。
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