このレビューはネタバレを含みます
テロってこういうことなんですね。
見ている間ずっと緊張していました。
とてもこわかった。
テロリストも、テロに遭ってしまった人たちも、どちらもつらすぎる。
監督が、テロリストもしっかり描いたのが良かった。
インタビューを読んでさらに納得。
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アンソニー監督はテロとの戦いに根本的に必要なのは、基本的人権の尊重と教育の充実だと語る。
「人は誰しも奪われたら戦うしかなくなるのです。家族を持ち、夢を見ることが許され、安心して暮らせる環境を増やすことがテロの撲滅に最も有効なことだと私は信じています」
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アーミー・ハマー目当てに観たのですが、観てよかったです。世界中のテロのニュースが一気にリアリティをもった。
まさかハマーが死んでしまうと思っていなかったので、殺されてしまったときはショックでした……( ; ; )
余談ですが、TOHOシネマズ日比谷で観て、映画館を出たら、ミッドタウンの吹き抜けの感じが舞台のタージマハル・ホテルに重なって、怖くなりました。あれよりもっと非日常な美しい場所で、実際に起きた事件なんですよね……今も、どこかで起きているし、いつ起きてもおかしくないんですよね……後を引く映画になりそうです。