重くズシンとくる映画。
ダイハードのごとくホテルを占拠されるが、犯人に見つかった人間から容赦なく殺されていく。
立ち向かっていくヒーローもおらず、ただひたすら息を潜めて隠れるだけしか出来ない。
しかし映画の軸はホテルのスタッフに置かれていて、襲撃されたと分かった時点で自分が知っている出口から逃げればいいものを、宿泊客を守って誘導するためホテルに残ることを決める。
その勇気ある行動に何人の人が救われたかが、丁寧に描かれて行く。
見つけたら即殺す犯人たちがウロウロしている緊張感に包まれたヒリヒリした感じが最後まで持続する良作でしたが、それだけに鑑賞後はぐったり疲れるので、すぐにまた観たいとは思わないです。