OB

ホテル・ムンバイのOBのレビュー・感想・評価

ホテル・ムンバイ(2018年製作の映画)
3.8
映画館で見逃した本作が配信されたので早速鑑賞。評判通りの衝撃作だった。

一流ホテルを舞台に、無差別殺人を行うテロリストと、何とかして生き延びようとする宿泊客、従業員達の姿を生々しく描く。

これがフィクションならば、ブルース・ウィリスかジェラルド・バトラーあたりがたまたま宿泊客にいて、不死身の身体能力でテロリストを倒すのだろうが、現実はそんなに都合よくはいかない。

必死に逃げて隠れるのが精一杯。唯一反攻しようとしたアメリカ人も呆気なく射殺されてしまう。

そのような極限のなか、料理長やアルジュンを始めとした従業員達の取った行動はただならぬ勇気であり、やはり称賛に値すると思う。残念ながら亡くなってしまった方々も含めて。

突然訪れた極限の状況において、どのように振る舞えるかでその人間の真の強さが測られるのだろう。

クリント・イーストウッドが撮りそうなテーマ。彼の撮った作品も観てみたかった。
OB

OB