はる

ファイブ・フィート・アパートのはるのレビュー・感想・評価

3.8
ウィルが贈ったスケッチブックに泣かされて、鑑賞直後は感想が出てこなかった。 
出てこなかったというより、形容詞が見つからなかったと言う方が近いかな?
切ないとか、悲しいとか、美しいとか、近いんだけど全部違う。
ひと晩寝かせて、心を落ち着かせてから書いています。



人生のほとんどを病院で過ごすステラは「やることリスト」を作って、それを消し込むことで生を実感しているようでした。
治験を受けながらも希望を失くしているウィルに生きる事を伝えようとするうちに、二人は愛し合うように・・・
でも、ふたりの間には6フィート(約180cm)という飛沫感染防止の距離が必要でした。

うん、やっぱり感想を言葉に出来ない。このあらすじが全て。
ただ若い人たちには、これを見て今のキラキラな年代を貴重なものと感じて欲しいです。

この映画には嚢胞性線維症の患者やその家族からの批判があると知りました。私も観ながらそんな気持ちもよぎって、余計に整理が出来ません。

マイナンバーカードの下に小さい文字で記載されている
「臓器提供意思」の向こう側にいる難病患者さんのラブストーリーでした。
はる

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