ハトのおよめさん

オオカミの家のハトのおよめさんのレビュー・感想・評価

オオカミの家(2018年製作の映画)
3.9
映画を観るにあたって
どうやら「コロニア・ディグニダ」なるものについては知っておいた方が良さそうだ、ということはわかったのでWikipediaをチョロっと読んでおいた。読んどいてヨカッタ
映画観たあとWikipediaの本作のページ(日本語版の記事がないので英語版)も読んでみると
あらすじどころか頭からケツまで内容が全部書かれていた。でも文字だけでこの映画のストーリーを知ることに全く意味は無い。
それぐらいビジュアルと映像表現に圧倒される。
子供の頃から触れてきたストップモーションアニメにはいずれもちょっと怖い、と思わせる所があったので(昔のピングーすら)こういう気味悪い映像を見ると懐かしさも感じて嬉しくなる。
15年くらい前YouTubeで観たスプラッターグロクレイアニメも思い出した。ていえぬシアター、だっけ
どーでもいいけど語りの女性の声がめちゃ綺麗。一部ドイツ語が使われるところがあって、なぜここはドイツ語なのかしら、とか考えだすとムムムッ、となる。
考えさせられてばかりの映画。
むしろ何もわからない4歳児くらいにみせて何も分からないなりに感ずるであろう漠然とした恐怖を胸に秘めたまま成長してもらいたい。