とにかく撮影にどのくらい時間をかけたんだろうと、気が遠くなるようなひとつひとつの造形とコマ撮り。
ホラーな雰囲気と、この造形物とこの音の相性がマッチしているし、日常の3D空間が厚塗りされて、2Dの表現も相まって異様な世界に導かれる。
こりゃすごい作品だわ。
しかし物語としては、途中から追えなくなってしまって、読解するのを放棄してしまった。
74分の作品だけど長く感じたので、途中で疲れてしまった。
もうちょっと演出に緩急つけたり、尺をコンパクトにしてくれれば、楽しめたかもしれない。
マリーアー、マリーアーと不気味な声がこだまする。