@テアトル梅田 ~IFFJ2018~
いやぁ面白かった!スリラーなのかなと思いきやブラックコメディな展開からのBlack male&femaleのBlackmailがぐるんぐるん回りまわって最後は笑うに笑えないブラックさに拍手。コーエン兄弟とか内田けんじ(但し毒気3割増)が好きなら絶対好きよコレ。
基本神妙な顔のイルファンさんがふとした時に見せる愛情がたまらなくて妻よこんなにいい夫を裏切るなんてとか思いつつ、でもやっぱりイルファンさんも結構悪くて、基本ダメ男なヒモ役の人もホントにダメなやつやけどなかなかの男前なのでこれはこれで可愛いなとか思ったりしたのでやっぱりわたしは男を見る目がないんやろな。
結局全員そこそこの悪者なのに面白いっていうのはやっぱり脚本が良い証拠やと思う。ペンギンさんのごみ箱の使い方も面白いし復讐のテーマのインパクトは最高やし、あとヒモ男のスマホが鳴るたびにドラえもん!ってなった。
あとあと、トイレットペーパーのくだりは鉄板。こういうベタベタなコメディパートが入るのはインド映画ならではやと思ったけど、全体的にはインド映画というくくりで特集上映の中の1本にしておくには勿体ないくらいの良作やと思う。