〝チャンピオン〟というぐらいだから、てっきりボクシングの話かと思ってましたが… 。
1978年に公開ということで、その当時につくられた〈秀作〉といった感じで、ノスタルジックに浸りつつ安心して満喫することが出来た。
映画の中のウォーレン・ベイティとジェームズ・メイソンはとくに存在感があり、二人ともに共通して美しい目が印象的だった。
親友でありトレーナーの〝マックス〟を演じたジャック・ウォーデンも、主人公の〈キセキ〉の経緯を知る唯一の存在としての大切な役にぴったりハマっていて非常によかった。
只最後の彼の演技がほんとに切なくて、せっかくのハッピーエンド(100%)のはずがややマックスよりに感情移入してしまったのは正直複雑なところ(笑)
個人的には、画面の中のウォーレン・ベイティが昨年亡くなった叔父にどこか雰囲気が似ていて、スポーツマンで野球が大好きだった叔父のことだから、もしかしたら今頃誰か若い人の身体でも借りて、どこかのプロチームを目指してトレーニングとかしてないかな?と想ってみたりした。
結論から言うと、ボクシングじゃなくて良かった!