こつばんふぃるむ

ジョジョ・ラビットのこつばんふぃるむのネタバレレビュー・内容・結末

ジョジョ・ラビット(2019年製作の映画)
3.8

このレビューはネタバレを含みます

いや〜泣きました。
コメディだと思ってみていたんですよ。
ジョジョの自爆直後から登場人物たちの演技力に魅入ってしまい、見終わったあと演技力が凄まじく、映像が目に焼き付いて、思い出して涙してしまいました。
私にはスカーレットヨハンソンが演じる母親役がぶっ刺さり最高でした。
最近のスカーレットヨハンソンはママ役に磨きかかってますね、愛情表現の方法が彼女にしかできない暖かさと包み込むような優しさを感じました。
あんな母親は、いつの時代も憧れますよね。
ジョジョが今まで一回も靴紐を結ぼうとしなかったのに、ママの靴紐を必死に結ぼうと縦結びになるシーンは胸が痛かったです。
まだ教えることがたくさんあるような子供をおいて亡くなった親があの時代には、数えきれないほどいたんですね。辛い

タイカワイティティ監督がヒトラーを演じてるとは知らず、後の解説などを読み知りました。
有色人種であり、ユダヤ系の彼がヒトラー役を演じることがヒトラーに対する最も侮辱行為であるという記事をみて、このように過去の出来事をネタ?にできる時代がきたんだなと思いました。

映画の中でも洗脳された方がたくさんいました。子供も大人も。
自分が正しいと思い込んでいる人の行動は本当に恐ろしいです。
何が正しいかわからなくなった時に、揺るがないのは愛なんだなと思いました。
そして、やれることをやる。
当たり前のことをだけど、それができなくなっていたんですね。
あまりにも衝撃的な映画でした。
自分が親にやった時に見返したら引くほど泣きそうなので、も少しあとにまた見返します。
素敵な作品ありがとうございました。